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<鳩山首相>地方行脚、党内配慮色濃く 気分転換にも一役(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相の地方行脚が23日の栃木県を皮切りに始まった。「国民の生の声を政治に反映させたい」(首相)との意気込みだが、夏の参院選の1人区が中心となる見通しで、選挙対策も兼ねている。訪問先選びには民主党内の有力者や首相側近への配慮も見え隠れし、国会で連日野党の追及を受け「針のむしろ」の首相の気分転換の面もありそうだ。

 「いくら国会で朝から晩まで審議をしていても、国民と接することができなければ、皆さんの暮らしが見えなくなり大変危ない」。首相は23日、訪問先の栃木県益子町で地方視察の意義を強調した。視察先は農場や地元企業、医療機関などの現場が中心だ。

 ただ、栃木県は民主党の山岡賢次国対委員長と、93年に首相らと新党さきがけを結成した簗瀬進参院予算委員長の地元。30日に訪問する山梨県は輿石東参院議員会長と首相側近の小沢鋭仁環境相の地元だ。23日の視察では首相に山岡、簗瀬両氏が付き添い、首相も「すべてをご指導いただいているのがこの方」と山岡氏を持ち上げた。

 一方、首相周辺は「外に出るのが好きな首相なので気分転換してもらえたら」と語る。首相自身、23日の地元住民との意見交換で「官邸から国会まで(車で)1分、寝泊まりする公邸は官邸から(歩いて)20秒。関係者以外一人も会わないような人生で大変寂しい」と本音を漏らす場面もあった。【山田夢留】

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